2000円で十分です
また電動歯ブラシが壊れた。
オムロンHT-B421
まだ買ってから3年しかたってないのに。
http://menchi-yo.blog.so-net.ne.jp/2009-05-28
しかも現在発売中の『家電批評』↓でほめてあげたのに……。
「これでいいのだ」
と新しいのを買うことにした。
で、次の機種は? というと、私は電動歯ブラシに対して
高級=虫歯予防に有効
とは思っていない。
高級品はタイマーだの複数の替えブラシだの基本性能とは関係ないものが付いて、
最下位機種の10倍近い値段となっている。
以前、2人の歯科医に
「高級な電動歯ブラシは必要ですか?」
と聞いたことがある。2人の回答は、ほぼ同じだった。
「歯並びや歯茎などに特別な事情がない限り、
丁寧に磨けばどの歯ブラシでも一緒です。
前太さんの歯は十分キレイに磨けてますよ」
ということで2000円の品で十分満足していたのだ。
とはいえオムロンは2代連続で使ったので飽きた。
今度は市場での評判がいいパナソニックの最下位機種にしようとヤマダに向かった。
そこで見たものは……、
EW-DM41
3910円
高い
前機種の2倍近い価格だ。
一方でオムロンは、
HT-B456
OMRON オムロン音波式電動歯ブラシ MediClean HT-B456
- 出版社/メーカー: オムロン
- メディア: ホーム&キッチン
2000円には及ばないがパナより1000円近く安い。
しかし、
「所詮1000円。長く使えば良さが分かるかもしれない」
とほとんど観念した。
だが最後の踏ん切りをつけるためにその1000円の差を聞いてみることにした。
ちょうど近くにパナソニックから派遣された女性がいたのだ。
私
「あの〜、コレとコレの違いってなんですか?」
パナ
「まずパナソニックのブラシ周辺の形状は日本人の歯並びにフィットするようになっています。
欧米人はV字型の歯並びですが、日本人はU字型なので結構違いがあるんですよ」
そこでふとオムロン製品に貼ってあるPOPを見た。
歯並びのイラストが描いてあったのだ。
私
「これってU字型ですよね?
そういえばオムロンも日本企業ですよね?」
パナ
「あぅぅぅ。そうですね。
今の話はフィリップスやブラウンに対してでした」
私
「フィリップスは替えブラシが高すぎるし、
ブラウンはブラシの回転が脳みそをブルブル震わせるほど強いし、
好みではないんです」
パナやオムロンの替えブラシは1本250円前後に対し、
フィリップスは700円前後するのだ。
パナ
「でしたらやっぱりパナソニックですね。
こちらの商品は振動数は非常に細かく速いんです。
1分間に2万6000回です」
私
「ではオムロンは?」
パナ
「ええっと、ええっと……。
(カタログをめくる)
ん〜〜〜、2万5500回ですねぇ」
私
「……。
500回の差は実感できますか?」
パナ
「……。
できないでしょうねぇ」
私
「ぶっちゃけ自分だったらどちらを買いますか?
まったくの消費者の目でパナソニックを買うメリットはありますか?」
パナ
「パナソニックのブラシは小型で先が尖っているんです。
だから奥歯の裏側までよく届くんですよ。
私は口が小さいのでこちらを選びます。
それにぃ〜〜〜……
良さを分かってもらうならこちらですね!」
そうきっぱりを言い切り、彼女はコレ↓を指差した。
EW-DL11
いきなり倍近い7040円。
さてその根拠は?
パナ
「こちらの機種からバス磨き機能がついています。
これは歯に対して左右(本体を立てると上下)に振動するものです。
この動きによってブラシを歯に押し当てるだけで歯垢を落とします。
これより下の機種やオムロンはこの動きではないので、
ブラシを手動のように動かさなければいけません」
なんと一発逆転の大技に出た。
彼女は意外にもスーパー営業ウーマンだったのかもしれない。
その心意気、そして常日頃自分に対し
「食わず嫌いはバカの壁」
と言い聞かせている私としてはこちらを選ばないワケにはいかない。
ということでお買い上げはパナソニックEW-DL11↓
Panasonic ドルツリニア 音波振動ハブラシ 白 EW-DL11-W
- 出版社/メーカー: パナソニック
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
で、実際どうなの?
というと、
確かにブラシが小さいため細かいところまで届く。
しかも振動のパワー(トルク)がオムロンより強いので、
ガリガリ歯垢を落としている感じがする。
しかしオムロンの方が毛が柔らかく長い。
結局実際の歯垢の落ちは変わらない気がする。
これで2000円と7000円なら、
やっぱり2000円のオムロンだな。
念のため近いうちに歯医者に行って歯垢を見てもらってきます。
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