通販の長期保証はアテにならない。
嫁のハミルトン(ジャズマスター)の自動巻き時計が突然停止した。
新品で購入して2年10カ月。
いくら振ろうが、ゼンマイを巻こうが、ウンともスンとも……。
仕方がないので購入した店へ修理に出すことにした。
幸いメーカーの2年保証にプラスして販売店オリジナルの1年延長保証、
つまり合計3年保証が付いていたのだ。
この時計は楽天経由で8万1000円で買った。
たしか丸井などの有名店舗より2万円くらい安かったと記憶している。
販売店に送る前に、念のため電話をすると、
「保証書を添付して宅配便で送ってください。
修理には大体2週間くらいかかります」
とのこと。
そして待つこと3週間。
販売店から電話があった。
「当社の修理部門では直せなかったのでメーカーに出しました。
『文字盤がズレるほどの衝撃で故障している。だから文字盤の交換が必要』
ということです。
たしかに私が見ても明らかに分かるキズがあります。
それほどの衝撃は故意としか思えないので保証では直せません。
費用は7万円になります」
にゃ!?
にゃにゃ万円!!
8万円で買ったものの修理費用が7万円。
しかも、大きなキズが付いている記憶はない。
そこで、
「いや、いや、それはないでしょう。
それではいくら長期保証をアピールしていても、
いざというときは『故意に壊しているから保証しません』
で済んでしまうじゃないですか。
こちらとしてはわざと壊したつもりはないんですから保証で直してくださいよ」
とお願いしてみたが、
無理なものは無理!👊
の一点張り。
ここで「はいそうですか」では男がすたる。
いったん保留にして修理代金の相場を調べることにした。
ネットで「ハミルトン 修理」といったワードで検索すると、
複数の業者が見つかった。
その中からHPの内容が充実しているところ2社に電話をすると、
共通して下記のような修理になるようだった。
・文字盤の交換はメーカーでないのでできない
・文字盤のズレを修理するには折れた支える棒を接着する
・この接着方法は各社オリジナルなので強度はそれぞれ
・費用は2万5000円前後
そして1社からはこのようなアドバイスをいただいた。
「どんな修理でも交換の強度にはかないません。
完璧にしたいのならメーカーに出して交換することを勧めます。
7万円という交換費用は販売店のマージンも入っているはずですから、
メーカーに直接出した方がいくらか安くなるはずですよ」
なんて親切なんでしょう。
修理するなら絶対にここにする!
と感心しつつ、
アドバイスに従ってメーカー(スウォッチグループカスタマーサービス)に修理費用を聞いてみた。
すると出てきた数字は……?
👀
👀
👀
👀
👀
3万7908円!👊
販売店経由との差額は約3万2000円。
約倍!?
なんじゃそりゃ?
マージンでそんなに取るのか??
若干プンプンしながら、
再度販売店に電話をした。
私
「やっぱり7万円は納得できません。
そちらのやり方なら『これは保障の対象外です』ですべて済んでしまいますよね。
せめて半額にして、そちらも泣いてくれませんか?」
販売店
「いやぁ〜、お気持ちは分かります。
でも、それをやってしまうと、
私たちもキリがなくなってしまうんですよ。
ですからできません」
私
「1円も泣けない?」
販売店
「1円もです」
私
「でも、メーカーに直接出したら半額になるんですよ。
それだけマージンを取っているんじゃないんですか?」
販売店
「え、えっ!?
半額って本当ですか?」
私
「正確には3万7908円です」
販売店
「すぐに確認してお電話します」
10分後。
販売店
「申し訳ありません。
そちらのおっしゃるお値段で間違いありませんでした……。」
もう付き合っていられないので、
大至急商品を返送してもらい、
メーカー直で修理することにした。
大至急と言ったのに到着したのは1週間後。
商品を再度確認すると、
やはり細かいキズはあるものの、
凹むといった大きなキズは見当たらない。
しかも、
ジロジロ見たり👀
軽く振ってみたり💨
していたら、なんと突然動き出した❗
それから2週間経った今も、
しっかり時を刻んでいる。
う〜〜〜ん。
これが自動巻き時計というものか。
奧が深い。
とにかく
「安く買ったものが壊れたら、自腹で直すべし」
ということがよ〜く分かった。
ちなみに上記販売店は現在7年保証をうたっている。
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タグ:ハミルトン修理