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2015年03月23日

2015年最強深剃り・早剃り電気シェーバーはコレだ!

ランニングコストに大きな差が!

先日、我が家に突然黒い箱が届いた。

1.JPG

?????

アマゾン?
楽天?

何を注文したか、
まったく覚えていない。

恐る恐る中身を確認すると・・・・・・。

がく〜(落胆した顔)がく〜(落胆した顔)がく〜(落胆した顔)がく〜(落胆した顔)がく〜(落胆した顔)

2.JPG


ブラウンの電気シェーバー「シリーズ9 9090t」ではないか。

シリーズ9は、ブラウンが約8年ぶりに投入したフラッグシップモデル。
「肌への優しさ」と「深剃り」を両立させるため、
網刃と網刃の間にデュアル連動刃を搭載。
「くせヒゲキャッチ刃」があらゆるくせヒゲをとらえてカット、
「極薄リフトアップ刃」が寝たヒゲを持ち上げてカットする。

ちなみに9090tの上に9095tという機種があるが、
これは本体ケースが本革仕様になり、
お風呂剃りのために充電のみで稼働し、交流での使用ができなくなっているもの。
とはいえ、現在の水洗いOKの電気シェーバーは、
ほとんどお風呂剃りが可能だ。
これは9090ccも含む。メーカーに確認したので間違いない。

そういえばある媒体から
「前太さん、新型の電気シェ―バーを送るからぜひ使ってみてください」
というメールが来ていた。

早速、我が愛機パナソニック「ラムダッシュ LV-72」と剃り比べをすることにした。

ちなみにLV-72は二代前の機種になる。

先代のLV-94やブラウンのシリーズ7は、
昨年通販サイトのアマゾンで比較している↓。
http://tinyurl.com/mhzbj2t

そのときのシリーズ7の感想は、
「たしかに肌に優しく、深剃りも合格点だが、
早剃りは苦手」
というもの。

当時の「深剃り」「早剃り」「肌への優しさ」のトータルバランスでは、
日立の「
ジーソード LTX7D」が微妙な差でトップだった


そこで今回は、
そのときの記憶も加味して比較を行いたい。

また、現行機種であるラムダッシュLV-76と前機種LV-94の違いは、
充電残量の表示方法と後者のヘッドの前後の動きが10%広くなったこと。

日立の現行機種であるジーソード LTX8LTX7Dの違いは、
前者のヘッドの方が水洗いしやすい形状になったこと。

つまり両方とも剃り味に決定的な差はない。

そこで最終的にはブラウン9090t、ラムダッシュLV-72 に加え、
ラムダッシュLV-76とジーソードLTX8の剃り味も予想して比較することにした。

まず、9090tとLV-72の形状を比べてみる。

3.JPG

9090tの方が大きいが、
持ってみると重さの差はほとんど感じない。

質量は9090tが210gに対しLV-72 は195gだが、
後者はヘッド部分が重いので、全体のバランスとして同じくらいに思えるようだ。

ヘッドの大きさは、やはり5枚刃のLV-72の方が大きい。

4.JPG
左が9090t、右がLV-72 

そういっても9090tも4枚刃となったので、
シリーズ7よりは明らかに大きくなった。

さて、肝心の剃り味は??

今回も顔半分を1分30秒ずつ剃って、
以下の4項目を検証する。

1.深剃り
2.剃り残し
3.早剃り
4.肌への優しさ

ちなみに筆者のヒゲは、
平均よりも若干濃い。
朝に剃っても夕方に大事な人と会うなら、
また剃りたくなるくらいだ。

1.深剃り
ラムダッシュ LV-72 
アゴや鼻の下に若干「ジョリ、ジョリ」が残った。
とはいえ、網刃を1年間交換していないので、
その影響も大きいはず。

シリーズ9 9090t
アゴや鼻の下もツルツル。
文句なし。
しかし、これはラムダッシュLV-94と同レベル。
ラムダッシュはLV-94の代から「ヒゲセンサー」搭載。
同時にモーターのパワーがアップし、明らかに深剃り性能が上がった。

2.剃り残し
ラムダッシュ LV-72 
アゴとエラの下につぶつぶが残った。
詳細は下の画像で確認してほしい。

シリーズ9 9090cc
柔軟に上下する網刃が肌に密着。
まんべんなく剃ることができた。
剃り残しナシの性能は、
ラムダッシュやジーソードより上。
トップです。

証拠はこちら↓
5.jpg
左半分はLV-72で、右半分は9090ccで剃った。
左側のアゴとエラの下につぶつぶが残っている。

3.早剃り
ラムダッシュ LV-72
約1分15秒で顔半分を剃ってしまった。
当然自分のモノなので使い慣れているという理由は大きい。
しかし、それを差し引いても5枚刃という広い面積の網刃の効果があることは間違いない。

シリーズ9 9090t
ちょうど1分30秒くらいで顔半分を剃りあげた。
前機種の7シリーズは、ゆっくり剃ることで深剃りを実現していたが、
同機は急いで剃っても深剃り。
進化している。

4.肌へのやさしさ
前提として筆者の肌の強さは普通だと思う。
ラムダッシュクラスの高性能シェーバーなら、
出血することはないし、肌が赤くなることもない。
ただし、アフターシェーブローションを塗らないと、
10分後にヒリヒリする。

ラムダッシュ LV-72 
10分後に鼻の下が少しヒリヒリしだした。

シリーズ9 9090cc
10分経ってもヒリヒリすることはなかった。
しかし、カサカサ感はあるので、
ローションは塗りたくなる。

肌へのやさしさも9090tの勝ち。
これは前述のように網刃が柔軟に上下し、
やさしく肌に密着するからだろう。

ラムダッシュの網刃も上下するが、
その範囲はシリーズ9にはかなわない。

P1060479.JPG
シリーズ9の網刃は、独立して柔軟に上下する。

P1060480.JPG
ラムダッシュの網刃も上下するが、この通りシリーズ9にはかなわない。

以上のように、
「早剃り」以外の性能は9090tの勝ち。

家電ライターとしてずっと、
「電気シェーバーを選ぶならラムダッシュで間違いなし」
と言ってきたが、
ついにブラウンが追い抜いた。

ところが1点惜しいところがある。
ランニングコストだ。

筆者は剃り味を長期間維持するために、
自動洗浄装置付きの機種をオススメしている。

なかでもイチオシは装置付きの中で1番廉価なヤツだ。
なぜなら最上位機種と比べ、
充電残量の表示方法などが違うだけで、
剃り味を左右するヘッド部分はまったく同じだから。

この自動洗浄装置は定期的に洗浄剤を入れ換える必要がある。
ラムダッシュとシリーズ9では、この価格に大きな差があるのだ。





また、同じように定期的に交換する外刃(網刃)と内刃のコストも無視できない。




そこでアマゾン価格で6年間のランニングコストも算出してみた。

ラムダッシュ LV-72 
4万1088円

シリーズ9 9090t
7万5400円

差額3万4312円


年間約5700円の差だ。
しかも本体価格もずいぶん違う。

現行型のラムダッシュ LV-76は約2万5800円
シリーズ9 9090tは約3万4800円
同性能の廉価版9050tでも3万1600円


では、いったいどれが2015年で最強のシェーバーなのか?

一覧表にまとめたのがこちらだ↓





がく〜(落胆した顔)





ふらふら




目



ぴかぴか(新しい)





わーい(嬉しい顔)



比較表0001.jpg
(日立のLTX8には「D」が付かなかった。訂正します)

たしかにシリーズ9の性能は高い。
特に柔軟に上下する網刃による、
「剃り残しナシ」と「肌へのやさしさ」性能はトップといえる。

しかし、その差はライバル機に対して圧倒的ではない。
多くの人にとっては、筆者のように並べて比べないと分からないレベルだろう。

また、ヒゲの濃い筆者が個人的にこだわりたい「深剃り」に関しては、
日立のジーソードの方が一歩上だ。

そんな混戦模様の中で、

シリーズ9の本体価格とランニングコストはかなり痛い。

そんなわけでトータルバランスで2015年最強電気シェーバーは、

ラムダッシュLV-76

としたい。






とにかく「剃り残しナシ」と「肌へのやさしさ」にこだわるなら、
シリーズ9 9050tがオススメ。




ここで「あれ!? 日立のLTX8もLV-76と同じ96点なのにオススメしないの?」

と思ったでしょ?
でも同社には自動洗浄装置付きの機種がない。
だから筆者としては非常に残念ながらNG。
せっかく「深剃り」ではトップなのに本当に残念もうやだ〜(悲しい顔)
(本体価格が安いし、洗浄剤のコストがかからないので、
ランニングコストの得点は「19」としてしまった)

という訳で「洗浄、注油は毎日自分でやる。
とにかく、とにかく
深剃り
にこだわりたい」
という人には日立ジーソード LTX8をオススメします。





おわり。

posted by zenta at 18:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電気シェーバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月22日

朝日新聞で電気シェーバーの選び方についてコメントしました!

掲載日は5月24日(土)!

先日、我が家で朝日新聞の取材を受けた。

IMG_3002.JPG

内容は、

最新電気シェーパーの選び方。

アマゾンで執筆した
「忙しいビジネスマンに! メンズシェーバーの選び方」記事
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html/ref=amb_link_69027069_1?ie=UTF8&docId=3077752116&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=right-2&pf_rd_r=1Z2XDYB77Y4B3QC0AY7V&pf_rd_t=1401&pf_rd_p=156955709&pf_rd_i=3077752646

を読んでくれた記者さんからご依頼いただいたのだ。

新社会人の中には、
電気シェーバー選びで悩んでいる人もいるのではないだろうか。

シェーバーはどれも同じように見えるかもしれないが、
製品によって特徴が大きくことなる。

具体的には以下の3つの得意分野に分けられるのだ。

・深剃り重視
・スピード重視
・肌へのやさしさ重視

もし、剛毛の人が選択を誤って、
肌にやさしいタイプを買ってしまうと、

剃れない⇒時間がかかる⇒遅刻する⇒怒られる&剃り残しあり

もうやだ〜(悲しい顔)     もうやだ〜(悲しい顔)     もうやだ〜(悲しい顔)

といった悪循環が発生するはずだ。

そうならないために今回の記事は役立つと思う。

ちなみに「深剃り重視」「スピード重視」ならオススメはこれ↓


「肌へのやさしさ重視」ならこちらをオススメする↓




朝日新聞の掲載日は5月24日。

土曜別刷り「be」の「beレポート」というコーナーです。

朝日新聞.jpg

posted by zenta at 10:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電気シェーバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月08日

2014電気シェーバー比較・最強深剃り&早剃り機種はコレだ!

深剃りナンバーワンはパナソニックでもブラウンでもない!?

先日まで我が家は大変なことになっていた。

1.jpg

2.jpg


通販サイト「Amazon(アマゾン)」の記事で電気シェーバーの比較をすることになり、
各メーカーの最新12機種をテストしていたのだ。

対象機種は

「深剃り&早剃り」部門
パナソニック
1.ラムダッシュ LV94


ブラウン
2.シリーズ7 790cc−7



日立
3.ジーソード LTX7D



「肌にやさしい」部門
フィリップス
4.センソタッチ3D RQ1258


ブラウン
5.Cool Tec CT6cc



「 ハイ・コストパフォーマンス ― 5,000円以下でも使い勝手抜群」部門
フィリップス
6.アクアタッチ AT757



日立
7.エス・ブレード T398





「便利(お風呂剃り対応・旅行用)」部門
パナソニック
8.ラムダッシュ ST25



ブラウン
9.モバイルシェーブ M-90



「自動洗浄システム付きでもロープライス」部門
パナソニック
10.ラムダッシュ LT72



ブラウン
11.シリーズ3 390cc−5



フィリップス
12.パワータッチ PT729



テスト方法は、
1.顔の半分を1機種につき1分30秒剃る
2.手の平へのフィット感、重量感を確認
3.鼻の下を伸ばし、深剃り度を確認
4.アゴまわりを撫でまわし、早剃り度(剃り残し)を確認
5.アフターシェーブローションを塗り、肌のヒリヒリ度を確認

この中でも私がもっとも興味があったのは、
深剃り&早剃り度だ。

なぜなら結構な勢いでヒゲが濃いからもうやだ〜(悲しい顔)
朝剃っても夕方にはジョリジョリ。
キウイフルーツならちょっと頬ずりすればキレイにむけてしまう手(チョキ)

そんな私が過去に太鼓判を押してきたのが、
パナソニックのラムダッシュシリーズ。

ラムダッシュ LV94


ライバルのブラウンとは、雑誌の企画などで何度か対戦してきたが、
いつも僅差で勝利してきた。

昨年(2013年)はプライベート(自腹)で勝負し、
やはり白星。
絶対的に信頼していた。
その様子はこちら↓
http://kaden.iehikaku.com/article/370114034.html

ところがどっこい。
今回は大番狂わせがあったのだ。

ブラウンよりも、そしてパナソニックよりも深剃り&早剃りは電気シェーバーが登場した。

その名は、


目


がく〜(落胆した顔)


耳


犬



exclamation&question




日立ジーソード LTX7Dだ!ぴかぴか(新しい)



以前、同社のシェーバーをテストしたときは、
内刃が円柱形のロータリータイプゆえ、
ヒゲが引っ張られて、
「イテっ、イテっ、イテっ!」
という剃り味で、
しかも深剃り度はパナソニックとブラウンに遠く及ばなかった。

しかし、このジーソード LTX7Dは大進歩
ワンストロークで、多くのヒゲを「刈り込む」ようにバリバリ剃れ、
刃が鋭いのか全然痛くない。
しかも、剃った後はツルツルを通り越してモチモチになった。
鼻の下をいくら伸ばしても毛穴がわからないほどだ。

パナソニックのラムダッシュも、
2013年9月発売の
ES-LV94 ・ES-LV74・ ES-LV54
から、モーターの性能がアップ(「ヒゲセンサー」機能」)して、
深剃り度が上がっており、「モチモチ」にはなる。

しかし、よ〜く剃り後を撫でまわすと、
わずかな差で日立ジーソード LTX7Dにはかなわない。

さらに、剃り残しも、剃ったあとのヒリヒリも少ない。
ヘッドの動きはけっして良くないのになぜだろう?

P1040980.JPG

3枚刃としては大きい面積の網刃だからかもしれない。
P1040975.JPG
左が日立のジーソード LTX7D。右がパナソニックのラムダッシュ3枚刃

唯一気になるのは自動洗浄装置がないことだが、
・必要ない
・とにかく深剃り&早剃り重視
という人にはオススメする。

そのほかの検証結果はこちら↓でご確認ください。
http://tinyurl.com/m3flp6g
posted by zenta at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 電気シェーバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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