●スポンサードリンク●

2016年10月21日

2017 個人事業主に最適なA3プリンターはこれだ!

電話サポートに大きな違いが!


仕事で毎日使うプリンターが壊れた。
機種はキャノンMX860。
その前に使用していたのが2007年に購入したMP830で、
2010年に故障したので修理に出したら、

「交換部品がなくなったので最新機種に取り換えさせていただきます」

と太っ腹なことを言われて我が家へ来た。

以来6年間よく頑張ってくれたが、
ついに排紙するときに開く蓋が閉まったままになってしまった。
サポートへ電話すると
「その機種は修理サポートを終了しているので買い換えていただくしかありません」
とのこと。

一日平均すると20〜30枚は印刷している。
さらにMP830から数えると9年間も買い換えていない。

これは素直にご苦労様ということで、
そのまま新機種の紹介をしてもらうことにした。

以下の条件が必須だ。
1.自動両面印刷
2.フチなし印刷
3.背面給紙
4.スキャナ機能

もちろんすべてMX860にはある機能。
ところが現在のキャノンには背面給紙を有する機種はないという。
家庭用だけでなくビジネス用でもだ。

実は3年ほど前に妻も使うプライベート用のエプソンプリンターの調子が悪くなった。
そのとき古いMX860をプライベート用とし、
仕事用としてブラザーの
MFC-J825N
を購入した。

IMG_5598.jpg

そのときの条件が、

1.自動両面印刷
2.フチなし印刷
3.ADF(自動原稿送り装置)
4.スキャナ機能

だった。
つまり、背面給紙はなかったのだ。
MFC-J825Nを使ってみると、
かなり調子が良かった。
大きさはMX860と比べてかなりコンパクトになったし、
なにより印刷スピードが比べものにならないほど速い。
当初カラー印刷のきれいさを疑っていたが、
写真を撮ることはなく、
原稿を書くことが仕事の私にとっては満足できるレベルだった。

ところが請求書用の封筒の印刷で困ってしまった。
前面の給紙カセットからU字を描いて印刷し、
前面の排紙トレーに出てくるので、
どうしても折り目がついてしまうのだ。

実用上は問題ないが、
請求先には毎月お付き合いさせていただいている取引先もいる。
毎回折り目をつけた封筒を送付するわけにはいかない。

そこで仕事用のプリンターは背面給紙ができるMX860に戻したという経緯があるのだ。

キャノンは電話サポートが非常に丁寧。
私のなかではアップルに次ぐ好印象メーカーだ。
できれば今後もお付き合いしたい。

とはいえ、背面給紙がないのなら選択肢には入らない。
仕方なくエプソンに電話をして最適な機種を紹介してもらうことにした。

なぜブラザーではなくエプソンにしたかというと、
前者のサポート体制に若干不安があったから。

普段孤独に仕事をしてる個人事業主としては、
PC関係のトラブル時に信頼できる相談相手がいないと非常に困る。
特にプリンターの場合は、突然無線LANがつながらなくなり仕事が中断、というケースが必ず年に1〜2回ある。
原稿の締め切りに追われる中、このような事態は七転八倒するほど痛い。
そんなときにすばやく・やさしく・丁寧に対応策を教えてくれるパートナーが必要なのだ。

ブラザーにはMFC-J825Nに関して何度か電話をしたが、
・なかなかつながらない
・質問に即答できない
といったことが続いた。
プリンターではキャノンと1・2位を争うエプソンならその心配はないはず。

ちなみにADFに関しては、
ここ数年FAXを使わなくなったので、
こだわらないことにした。

なので条件は、

1.自動両面印刷
2.フチなし印刷
3.背面給紙
4.スキャナ機能

受話器から返ってきた答えは、

「お仕事ということでしたらA3は印刷しませんか?」

そういえば取引先からのメールで、
A3用に作成した書類が送られてきて、
A4で印刷したらぜんぜん読めないことが年に数回ある。
できればA3もほしい。

「ならばビジネスプリンターの
PX-M5040F

PX-M5041F
しかありません。
違いは
5040が1段カセット
5041が2段カセット
です」

ビジネス用ということで価格が気になったが、
確認すると3万円程度。

やっすい!

実は私が新卒のときに入社したのは事務機器の販売会社。
そのときのインクジェット複合機は安くても20万円はした。
最近は「インクで儲ける商法」と分かってはいるが、
なんてハードルの低い価格設定でしょう。

一瞬頭が真っ白になり即決しそうだったが、
耳の奥から

かかくこーむかかくこーむかかくこーむ

という声が聞こえたような気がして踏みとどまった。

念のためブラザーも調べておこう。
受話器を置きすぐに検索。
出てきたのはこのような機種。

プリンター比較.jpg

本当は5040は出てこなかった。
価格.comではなぜか背面給紙とフチなし印刷対応ではないのだ。
また、ブラザーでは、ほかにも条件をクリアした機種が存在していたが、
FAXが付いていたり、ちょっと印刷スピードが速かったり、
といった小さな違いなので1番安い機種を候補とした。

さて、まずびっくらこいたのは、
1万2500円
という低価格なA3対応機があること。

ブラザーDCP-J4225N





しかし、よく調べると、
A3対応はパソコンからの印刷だけで、
スキャンやコピーはA4までしかできなかった。
残念。

つぎはこれ。
エプソン EP-979A3



実はこの1つ旧型の978A3と機種がまだ2万円強で売られているが、
最新ということでこちらを紹介する。
どちらにしても、
A3のスキャン&コピーに関しては、
まずA4サイズに折って合計3回スキャン&コピーしてから、
最終的にプリンター内で合成して出力する。
面倒だし、仕上がりが不安。
残念。

そして最後まで悩んだのがこれ。
ブラザーMFC-J6573CDW
 

価格はエプソンの5040とほぼ同じ。
しかもA3コピーなどの条件はすべてクリア。
さらに印刷速度は5040より速い。

エプソン5040
カラー  10枚/分
モノクロ 18枚/分

ブラザー6573
カラー  18枚/分
モノクロ 20枚/分

おまけにインク代も安い。
エプソン5040
カラー  7.6円/枚
モノクロ 2.5円/分

ブラザー6573
カラー  6.1円/枚
モノクロ 1.4円/枚

これはビジネスで使う上でかなりのメリット。

そこで個人的にこだわりたい電話サポート体制を確認してみた。

キャノン
9:00〜18:00
月〜日祝日受付

エプソン
9:00〜12:00 13:00〜17:30
月〜金受付

ブラザー
9:00〜18:00
月〜土受付

さすが信頼していたキャノン。
正月三が日以外は無休で受け付けている。

それに引きかえビリはなんとエプソン。
特に日曜に受け付けていないのは痛い。
「今すぐ知りたい訳ではないけど、いつか調べたい」
といった疑問に対しては仕事をしない日曜に電話することが多いからだ。

しかし、その点はブラザーも同じ・・・・・・。

「過去の印象ではブラザーのサポート内容はキャノンと比べると、
どうしても物足りないしなぁ〜」

と、いうことで
えい! やぁー!
で買ってしまいました。

エプソン ビジネスプリンターPX-M5040F

 




さて、実際に使用した感想は?

IMG_5597-1.jpg

とにかくデカい・・・。
もちろん数値上のサイズはあらかじめ調べており、
台に載ることは確認済だった。
(はみ出るのは承知)

でも、目の前に置くとけっこうな威圧感。
ブラザー825の倍の体積はありそう。
とはいえ、置けないことはない。

肝心の使い勝手とサポートは??
我が家に来て約1週間。
当たり前だがまだ慣れない。
今のところの印象としては、
キャノンほど直観的&丁寧な操作性ではない。

たとえば印刷前にプレビューすると、
かなり画像が粗くて原稿の文字(フォント10.5)がほとんど読めない。
それに印刷時の音はかなり大きい。

また、キャノンの場合、
スキャンするときは、
プレビューをしなくても保存前に、
トリミングや回転を行うことができた。
しかし、エプソンの場合は、
いったんプレビューをしてトリミングを行い、
その後スキャンしなければならない。
細かな編集はせずにトリミング程度しかしない私としては二度手間だ。

そして電話サポート。
最初に電話したのは
スキャナー機能の
「取り込み枠の複製」
の使い方に関して。

この機能はもしかしたらキャノンにもあったかもしれないが使ったことはない。
そこでサポートに電話したところ次のようなやり取りになった。
電話をかけると
「3分ほどお待ちいただきます」
の自動音声。
マイクロソフトは平均でも20〜30分待たせるので優秀、と思う。
電話をスピーカーに切り替えて待つ。

ところが20分をすぎても
「3分ほどお待ちいただきます」
の声が続く。


25分ほどでやっとオペレーターが出たが、
5分間説明を聞いても理解ができない。
どうやら先方も分かっていない様子。
「いったん切って調べてからかけ直します」
というので4時間後に携帯電話へかけてもらうことに。


3時間後に外出から戻ってくると自宅の電話の留守電ランプがピコピコ。
電話を切ってから2時間後に先ほどとは違う男性がかけてきていた。

そして約束の4時間を20分ほど過ぎてまた自宅の電話が鳴る。
受話器の先は留守電の男性。

なぜ携帯ではない??
と思いつつも
「おっ! エキスパートが出てきたな!?」
と期待。

すると次のような言葉が・・・。
「それでどのようなことでお困りでしょうか?」

・・・・・・。

前回の質問内容を一切知らない模様。
最初から全部説明。

結局「取り込み枠の複製」とは、
新聞紙面などから複数の記事を切り取りまとめてスキャンする、
というようなときに利用する
ということが分かった。

私の独断の電話サポートランキング。
審査基準は3点。
1.オペレーターが出るまでの時間(理想は5分以内)
2.オペレーターの知識
3.オペレーターの共感力(コミュニケーション能力)

1位:アップル   96点
10回中1回は「調べてから電話」になるがほぼ完璧

2位:キャノン   90点
共感力で若干アップルに届かないが大満足

3位:パナソニック 85点
すべてにおいて欠点がない

4位:東芝     80点
電話に出るのに時間がかかることがあるが共感力は高い

以上、満足レベル

5位:ブラザー   70点
対応する人によって知識の差が大きい

5位:デノン    70点
全体的に知識が少ない。10年前は一言えば十わかる仙人のような人がいたのに残念

7位:エプソン   60点
共感力はあるが情報共有などサポート体制全体が発展途上

8位:ソニー    40点
対応する人によって知識の差が非常に大きい。言葉づかいなど対応が雑なことがある

以上、一生懸命に仕事をしていることは伝わるレベル

9位:マイクロソフト20点
待ち時間、知識、共感力、全部ビジネスとは思えないレベル。まったく消費者目線がない

電話サポートの満足度は個人の能力よりも、
研修制度の充実によって左右されることの方が大きいはず。
5位以下は企業努力でなんとかしてほしい。

以上、ちょっぴりブラザーにしておけばよかったかなぁ〜、
と感じるプリンターの買い替えでした。
posted by zenta at 15:49 | Comment(0) | インクジェット複合機 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
●スポンサードリンク●

効果的な通貨ペア